【夏かぜシリーズ】ヘルパンギーナと手足口病の違いは?症状・受診・登園の目安を解説

こんにちは!
先週は、わが家の息子の体験も交えながら「手足口病」についてお話ししました!
今週は、同じ夏かぜの仲間である「ヘルパンギーナ」についてです。

夏に流行しやすいヘルパンギーナは、突然の高熱とのどの痛みが特徴の感染症です。
この記事では、症状や手足口病との違い、おうちでのケア、受診の目安、保育園に登園できるタイミング、病児保育の活用について、園長の視点からわかりやすくお伝えします◎

ヘルパンギーナは、手足口病や咽頭結膜熱(いわゆるプール熱)と並んで、子どもに多い夏の感染症のひとつです😷
名前だけ聞くと少し怖く感じるかもしれませんが、多くの場合は数日の経過で少しずつ回復していきます。

ただ、保育園で子どもたちを見ていると、ヘルパンギーナは「熱が高いこと」以上に、「のどが痛くて飲めない・食べられないこと」で保護者の方がとても心配される病気だと感じます。
「お茶を飲ませようとしても泣いてしまう」
「好きなものを出しても口を開けてくれない」
「熱もあるし、脱水にならないか不安」
そんなご相談を、毎年この時期になると多くいただきます。

この記事では、ヘルパンギーナについて、
・どんな病気なのか
・2026年の流行状況
・手足口病との違い
・家庭でできるケア
・受診を考えたいサイン
・保育園に登園できる目安
・仕事を休めないときの病児保育という選択肢
・ご家庭と園でできる予防
を、できるだけ分かりやすい言葉でまとめました◎

※この記事は一般的な情報の整理であり、診断ではありません。お子さんの症状で気になることがある場合は、かかりつけの小児科にご相談ください。

▼先週の記事もあわせてどうぞ
【2026年最新】手足口病が流行中|1歳の体験談と症状・登園目安・病児保育

手足口病とヘルパンギーナは、どちらも夏に流行しやすい感染症です!
2つをあわせて知っておくことで、「これは発疹が中心かな?」「のどの痛みが強そうだな」と、お子さんの様子を見るときのヒントとしてお役に立てればと思います✨

2026年のヘルパンギーナの流行状況

ヘルパンギーナは、例年5月ごろから少しずつ報告が増え、7月ごろにピークを迎えることが多い夏の感染症です。
夏本番に向けて、保育園や家庭でも注意しておきたい病気のひとつです☝️

2026年も、6月後半に入り、夏かぜに気をつけたい時期に入っています。
手足口病など、同じエンテロウイルスによる感染症が増えやすい時期でもあるため、「まだ周りで聞かないから大丈夫」と思いすぎず、早めに知っておくことが大切です!

とくに0〜2歳の小さなお子さんは、まだ自分で「のどが痛い」「飲み込むと痛い」と言葉で伝えることが難しい年齢です。
いつもよりよだれが多い。
飲み物を見せると嫌がる。
口に入れてもすぐ出してしまう。
機嫌が悪く、抱っこを求める時間が増える。
そんな小さな変化が、ヘルパンギーナに気づくきっかけになることもあります!

ヘルパンギーナの症状

ヘルパンギーナでよく見られる症状は、次のようなものです⇓

・突然の高熱
・のどの痛み
・のどの奥の小さな水ぶくれ
・口内炎のような痛み
・食欲が落ちる
・水分をとりたがらない
・よだれが増える
・不機嫌になる
・だるそうにする

高熱が出ると、それだけで保護者の方は不安になりますよね。
さらに、のどの痛みで飲み物を嫌がると、「このままで大丈夫かな」と心配になると思います。

ヘルパンギーナで大切なのは、無理に食べさせることではなく、まず水分がとれているかを見ることです🥛

食事は一時的に少なくなっても、水分が少しずつとれていて、おしっこも出ているようであれば、回復を見守れることもあります。
反対に、水分がほとんどとれない、おしっこが少ない、ぐったりしている場合は、早めに受診を考えましょう!

手足口病との違い

ヘルパンギーナと手足口病は、どちらも夏に流行しやすく、原因となるウイルスも近い仲間です。
そのため、症状が似ていて迷うことがあります。
ただし、出やすい症状には違いがあります。

ヘルパンギーナは、のどの奥の水ぶくれや痛みが中心です。
突然高い熱が出ることも多く、飲み込むと痛いため、食事や水分を嫌がることがあります。

一方、手足口病は、口の中だけでなく、手のひら、足の裏、足の甲、おしり、ひざ周りなどに発疹や水ぶくれが出ることがあります。
熱は出ることもありますが、比較的軽い場合や、熱が出ない場合もあります。

簡単にまとめると、
・ヘルパンギーナは「高熱」と「のどの奥の痛み」
手足口病は「手・足・口の発疹」
が目安になります☝️

ただし、実際には症状の出方に個人差があります。
口の中の様子は家庭では見えにくいこともありますし、小さなお子さんは痛みをうまく伝えられません💦

「どちらかわからない」と思ったときは、無理に判断しようとせず、小児科で診てもらうと安心です◎

おうちでできるケア

ヘルパンギーナには、ウイルスそのものを直接治す特効薬はありません。
基本は、熱や痛みなどのつらい症状をやわらげながら、体が回復するのを待つことになります。

まずは水分を少しずつ

いちばん気をつけたいのは脱水です。

のどが痛いと、子どもは飲み物を嫌がることがあります。
大人でも口内炎があると飲み込むのがつらいですよね。
小さな子どもにとっては、その痛みがとても大きな負担になります💧

水分は、一度にたくさん飲ませようとしなくても大丈夫です。
・スプーンでひと口ずつ
・ストローで少しずつ
・コップを嫌がるときは、飲み慣れたマグで
・冷たすぎない水や麦茶
・必要に応じて経口補水液
このように、「少しずつ、こまめに」を意識してみてください。

柑橘系のジュースや炭酸、熱い飲み物は、のどにしみて嫌がることがあります。
痛がるときは避けた方が安心です◎

食事は “ 食べやすさ ” を優先

ヘルパンギーナのときは、栄養バランスを完璧にしようとしなくても大丈夫です!
数日間は、のどを通りやすいものを中心に考えてあげてください✨

おすすめしやすいものは、

・冷ましたおかゆ
・うどんをやわらかく煮たもの
・豆腐
・茶わん蒸し
・ゼリー
・プリン
・ヨーグルト
・冷たいスープ
・アイス
・果物をすりつぶしたもの
などです。

反対に、熱いもの、すっぱいもの、塩辛いもの、かたいもの、ザラザラしたものは、のどにしみたり痛みを強めたりすることがあります💦

「今日はこれしか食べなかった」と落ち込まなくても大丈夫です。
ヘルパンギーナの時期は、まず飲めること、少しでも口にできることを大切にしてあげてください◎

園長メモ
ヘルパンギーナのときは、「食べられないこと」よりも、まずは「飲めているか」を見てあげることが大切です。
いつもの量を飲めなくても、少しずつ水分がとれて、おしっこが出ていれば、あわてすぎなくても大丈夫なこともあります◎
ただし、水分をほとんど受けつけない、ぐったりしている、おしっこが少ないときは、早めに小児科へ相談してくださいね🤝

熱があるときは休息を

高熱が出ているときは、体がウイルスとたたかっている時期です。
無理に遊ばせたり、食べさせたりせず、ゆっくり過ごせる環境を整えてあげましょう♪

汗をかいたら着替える。
部屋を暑くしすぎない。
眠れるときに眠らせる。
抱っこを求めるときは、安心できるようにそばにいてあげる。

そんな関わりだけでも、子どもにとっては大きな安心になります🌿

受診を考えたいサイン

ヘルパンギーナは、多くの場合、自然に回復していきます。
ただし、まれに脱水や熱性けいれん、髄膜炎、心筋炎などに注意が必要な場合があります!

次のような様子があるときは、早めに医療機関へ相談してください。
・水分をほとんどとれない
・おしっこが半日ほど出ていない、または明らかに少ない
・ぐったりしている
・呼びかけへの反応が弱い
・何度も吐く
・高い熱が続く
・けいれんがある
・強い頭痛を訴える
・顔色が悪い
・呼吸が苦しそう

「いつもと違う気がする」
その保護者の方の感覚は、とても大切です。

医学的な判断は医師にしかできませんが、毎日お子さんを見ているおうちの方だからこそ気づける変化があります。
迷ったときは、早めにかかりつけ医へ相談してください🏥

保育園はいつから登園できる?

保護者の方からよくいただくのが、「ヘルパンギーナは何日休めばいいですか?」というご質問です。

ヘルパンギーナは、インフルエンザのように「発症後何日、解熱後何日」と一律に決められている病気ではありません。
大切なのは、日数だけではなく、お子さんの全身状態です☘️

登園の目安は、

・熱がない
・口の中やのどの痛みの影響が少ない
・普段に近い食事や水分がとれる
・機嫌や元気が戻っている
という状態です。

熱が下がっていても、水分がとれない、食事をほとんど受けつけない、ぐったりしている場合は、もう少しおうちで休ませてあげる方が安心です◎

また、症状が落ち着いたあとも、便の中にウイルスが排出されることがあります。
だからといって、ウイルスが完全に出なくなるまで長期間休むという考え方ではなく、体調が回復して集団生活に無理なく戻れるかどうかを見て判断します。

園によって、登園届や医師の確認など、必要な対応が異なる場合があります。
登園前には、通っている園のルールもあわせて確認してください!

PEEK A BOO保育園でも、お子さんの体調、食事や水分の様子、園での流行状況を見ながら、ご家庭と一緒に無理のない登園を考えていきます。
迷うときは、遠慮なくご相談ください✨

園長メモ
登園の判断で大切なのは、「熱が下がったか」だけではありません。
当園では、食事や水分がとれるか、機嫌よく過ごせるか、お友だちと一緒の生活に無理なく戻れるかを見ています。
「行けるかな?まだ早いかな?」と迷うときは、園に相談してください。
ご家庭と一緒に、お子さんにとって無理のないタイミングを考えていきます◎

仕事を休めないときに|病児保育という選択肢(西宮北口園・甲子園口園)

ヘルパンギーナで困るのは、急に熱が出ることだけではありません。

熱は下がったけれど、まだ食事が十分にとれない。
元気は少し戻ってきたけれど、通常保育に戻すには不安。
仕事を何日も続けて休むことが難しい。

そんなとき、保護者の方の気持ちは本当に揺れると思います💧

「まだ本調子じゃないのに預けていいのかな」
「でも、これ以上仕事を休むのも難しい」
「誰かに相談したいけれど、どこに頼ればいいのかわからない」

そのようなときの選択肢のひとつが、病児保育です!

PEEK A BOO保育園では、西宮北口園甲子園口園で病児保育を行っています。

病児保育では、通常保育とは別の環境で、体調のすぐれないお子さんをゆったりとお預かりします。
ヘルパンギーナのような感染症でも、医師の診察を受け、症状が落ち着いていて、入院を必要としない状態であれば、ご利用についてご相談いただける場合があります。

ただし、高熱が続いている、水分がとれない、ぐったりしているなど、症状が強いときは、お子さんの安全を最優先に、まずは医療機関での診察やご家庭での安静が必要です。

病児保育は、「無理をして預ける場所」ではありません。
お子さんの体調を見ながら、保護者の方の仕事や生活も支えるための場所です◎

利用には、事前登録や予約、医師連絡票などの書類が必要になる場合があります。詳しい利用方法は、病児保育のご案内ページをご確認ください♪

「これは利用できるのかな?」という段階でも大丈夫です。
困ったときは、ひとりで抱え込まず、まずはご相談ください✉”

病児保育の連絡帳
病児保育の連絡帳内の保護者様へのメッセージ

ご家庭と園でできる予防

ヘルパンギーナには、予防のためのワクチンはありません。
そのため、日々の小さな予防がとても大切です👏

ご家庭でできることは、

・外から帰ったら手を洗う
・食事の前に手を洗う
・トイレやオムツ替えのあとは特に丁寧に手を洗う
・タオルやコップの共有を避ける
・体調が悪いときは無理をしない
・よく触るおもちゃや場所を清潔にする
といった基本的なことです。

PEEK A BOO保育園でも、手洗いの声かけ、おもちゃの消毒、室内環境の確認、子どもたちの体調変化の見守りを大切にしています◎

小さな子どもたちは、まだ自分で体調の変化を言葉にすることが難しいことがあります。
だからこそ、ご家庭と園が一緒に「いつもと違う」に気づける関係でいたいと思っています✨

よくあるご質問

Q. ヘルパンギーナと手足口病は何が違いますか?

どちらも夏に流行しやすい感染症ですが、ヘルパンギーナは突然の高熱とのどの奥の水ぶくれ、手足口病は手・足・口などの発疹が特徴です☝️
ただし、症状の出方には個人差があるため、迷うときは小児科を受診しましょう!

Q. 一度かかったら、もうかかりませんか?

原因となるウイルスには複数の型があるため、一度かかっても、別の型でまたかかることがあります。

Q. 食事をほとんど食べません。大丈夫でしょうか?

数日間食欲が落ちることはあります。
まずは水分がとれているかを見てあげてください!
水分がとれない、おしっこが少ない、ぐったりしている場合は早めに受診しましょう。

Q. お風呂に入ってもいいですか?

熱がなく、元気がある場合は、短時間のシャワーなどで清潔を保つことは可能なことが多いです✨
高熱がある、ぐったりしている場合は無理をせず休ませてあげましょう。

Q. 大人にもうつりますか?

大人にも感染することがあります。
看病のあとは手洗いを丁寧に行い、タオルや食器の共有を避けるなど、家庭内でも予防を意識しましょう☘️

さいごに|園長より

子どもが急に高い熱を出し、のどを痛がって泣いている姿を見ると、親として胸がぎゅっと苦しくなります。

「飲んでほしいのに飲んでくれない」
「食べてほしいのに口を開けてくれない」
「このまま悪くならないかな」

そんな不安な時間を過ごす保護者の方も多いと思います💦

ヘルパンギーナは、多くの場合、数日の経過で自然に回復していく感染症です。
けれど、のどの痛みが強い時期は、子どもにとっても、看病する大人にとっても本当につらいものです。

だからこそ、無理に食べさせようとしすぎず、まずは水分🥛
いつもと違う様子があれば、早めに相談☝️
そして、仕事や生活との両立が難しいときは、病児保育という選択肢も思い出していただけたらと思います◎

PEEK A BOO保育園では、子どもたちの体調だけでなく、保護者の方の不安にも寄り添える園でありたいと考えています。
「このくらいで相談していいのかな」と思うことでも大丈夫です。
子育ては、ひとりで抱え込まなくていいものです。

この夏も、子どもたちが安心して過ごせるように。
そして、おうちの方の心も少しふかふかになるように。
園とご家庭で一緒に、子どもたちの毎日を見守っていきましょう。

PEEK A BOO保育園では、日々の保育の様子を実際に見ていただける園見学も受け付けています♪
また、西宮北口園甲子園口園では、急な体調不良や回復期にご利用いただける病児保育も行っています◎

「園の雰囲気を見てみたい」「病児保育について詳しく知りたい」「いざという時のために相談しておきたい」
そんな方は、どうぞお気軽にお問い合わせください✉”

子どもたちの毎日と、保護者の方の安心を支えられる場所として、PEEK A BOO保育園がお力になれたら嬉しいです♪

◎園見学はこちらから◎

◆病児保育のお問合せはこちらから◆

この記事を書いた人

園長

PEEK A BOO保育園の園長です😊
私は、1児の母でもあります。家では親として悩んだり笑ったり、園長とはまた違う顔で毎日子育て中です!

そしてもうひとつ。私は 美容院も経営しています✂️
“人を大切に育てること”や“その人らしさを引き出すこと” だけでなく、”大切な人や地域の人、全員をふかふかにすること” は美容も保育も同じだなと感じています。
だからこそ、園では子どもたちの「今の気持ち」と「その子らしさ」をいちばん大切にしながら、安心できる毎日を積み重ねていきたいと思っています。

この「ふかふか通信」 では、
保育方針や園に込めている想い、日々大切にしていることを中心に発信していきます✍️
そして、保護者の皆さまへ。
子育ては、うまくいく日もあれば、思い通りにいかない日もありますよね。そんな時に「ここがあるから大丈夫」と思える場所でありたい。園は、子どもだけでなく、保護者の方の心もふかふかになれたら嬉しいです🌿

これからも、園のことをまっすぐに、でもあたたかくお届けします。
どうぞよろしくお願いします☺️!