保育園の絵の具遊びで育つ力とは?五感・好奇心を育む「子ども主体」の保育

こんにちは!
PEEK A BOO保育園 南堀江園です。

暑さが厳しい季節。
「今日は暑すぎて、公園には行けそうにないな…」
そんな日は、ご家庭でも室内で何をして過ごそうか悩むことがありますよね💦

また、子どもが喜びそうだと思いつつも、お家では少し勇気がいる遊びのひとつが「絵の具遊び」ではないでしょうか🎨
「床や洋服が汚れそう…」
「手や足についたら大変!」
「後片付けを考えるとなかなかできない…」
その気持ち、とってもよく分かります🥹

でも、子どもたちにとって絵の具は、単に絵を描くための道具ではありません。
触って、見て、感じて、試して、不思議に気づく。
そこには、子どもたちの好奇心を刺激する“小さな発見”がたくさん詰まっています🌱
今回は、南堀江園で行ったダイナミックな絵の具遊びの様子とともに、PEEK A BOO保育園が大切にしている「大人軸ではなく、子ども軸の保育」についてお届けします◎

絵の具遊びは「上手な作品を作る時間」ではありません

0歳・1歳・2歳頃の子どもたちにとって、絵の具遊びの目的は、
「上手に絵を描くこと」「きれいな作品を完成させること」ではありません☝️

指先に触れたときの、少しドロッとした感触。
手のひらに広がる、ひんやりとした温度。
赤や黄色、青などの鮮やかな色。
手で伸ばしてみると形が変わり、色同士が混ざると、さっきまでとは違う色になる。

子どもたちは、目で見て、手で触れて、時には足の裏まで使いながら、全身で絵の具という素材を確かめています。
これは、小さな子どもたちにとって大切な「探索活動」のひとつです✨
大人から見ると「絵の具で遊んでいる」というひとつの光景でも、その中では、
「これは何だろう?」
「触ったらどうなる?」
「もう一回やってみよう!」
という、小さな研究が何度も繰り返されています🔍

「あれ?歩いたら何かできた!」足跡から始まった大発見

この日の絵の具遊びでも、とても素敵な発見がありました♪
あるお友だちの足の裏に、絵の具がつきました。
そのまま床を歩いてみると……
ぺたっ、ぺたっ!
自分が歩いた場所に、足跡が残っています👣

「あれ?」
というような表情で足元を見るお友だち。
自分の足を見て、床を見て、もう一度歩いてみます🚶‍♂️‍➡️
そして、「ぼくが歩くと、ここに模様ができる!」ということに気がついたのでしょう👏
今度は自分から足に絵の具をつけ、何度も歩いて足跡をつけ始めました。

誰かに「こうやって遊ぶんだよ」と教えてもらったわけではありません。
偶然起こった出来事に自分で気づき、「どうしてだろう?」「もう一度やってみたい」と試しているのです✨

自分の行動によって何かが起こることを知り、もう一度確かめてみる。
こうした経験は、小さな子どもたちの「考える力」の芽生えにつながっていきます🌱

南堀江園の絵具遊びでできた園児の足跡①
南堀江園の絵具遊びでできた園児の足跡②

「楽しい」をお友だちにも。遊びの中で生まれる優しい関わり

絵の具の感触を楽しんでいた、別のお友だち。
手のひらでぬりぬり。
指先でぐるぐる。
たっぷり絵の具の感触を味わったあと、ふと隣のお友だちの手に目が向きました👀

すると……自分が楽しんでいた絵の具を、お友だちの手にも優しくぬりぬり😊
まるで、「これ、楽しいよ」「一緒にやろう!」と伝えているようでした✨

まだ言葉で気持ちを十分に伝えることが難しい年齢でも、子どもたちは表情や仕草、行動を通して少しずつ周りの人と気持ちを共有していきます。
絵の具遊びは五感を刺激するだけではなく、こんなふうにお友だちへの興味や関わりが自然に生まれる時間にもなっています◎

絵の具から色水へ。「遊び」は子どもの興味によって変化します

絵の具をたっぷり楽しんだあとは、そのまま水遊びへ🌊
手や足についた絵の具を水につけてみると……
透明だったお水に、少しずつ色が広がっていきます🎨

「わあ!」
今度は色水の誕生です✨
絵の具が水の中に溶けていく様子を眺めたり、手を動かして色の変化を楽しんだり。
そして同時に、「あれ?手がきれいになった!」
水につけることで、自分の手や足についていた絵の具が落ちていくことにも気がつきます👏

絵の具を落としたあとは石鹸をつけて、今度はふわふわのあわあわ遊びへ🫧
絵の具

水遊び・色水

石鹸の泡遊び

最初から大人が「今日はこの3つをやりましょう」と決めていたわけではありません。
ひとつの「楽しい!」から次の「なんだろう?」が生まれ、子どもたちの興味に合わせて遊びが自然と変化していきました🌱
子どもの遊びは、大人が想像している以上に自由です。
だからこそ私たちは、遊びのゴールを最初から決めすぎず、その子がどこに面白さを感じているのかを大切にしています◎

「あと5分だから終わり」ではなく、子どもの“満足”を見る

PEEK A BOO保育園では、活動によっては「絵の具遊びは10分」「水遊びになったから20分」というように、時間だけで子どもの遊びを区切らないことを大切にしています✨
もちろん、一日の生活リズムや安全面を考えながら保育を行うことは欠かせません。
それでも私たちが見ているのは、時計だけではなく子どもたちの表情や心の動きです!
夢中になって何度も同じことを試している。
じっと色が混ざる様子を見ている。
「もう一回!」と何度も繰り返している。
そんなとき、大人の都合だけで「はい、時間だからおしまい」と終わらせてしまうのではなく、できる限りその気持ちを受け止めたいと考えています。

そして、「いっぱい遊んだ!」「楽しかった!」と子ども自身が感じられるところまで、じっくり遊ぶ!
この “ 満足するまで遊び込む経験 ” も、子どもの成長にとって大切な時間だと私たちは考えています🌱

南堀江園で絵具遊びをする園児たち

「自由に遊ばせる」だけではない。子ども軸の保育とは?

「子どもの好きなように遊ばせる」と聞くと、

「先生は何もしないの?」
「自由にさせているだけ?」

と思われるかもしれません。
実は、子ども主体の保育だからこそ、私たち保育士は毎日の子どもたちの姿をとてもよく観察しています◎

「最近、この子は水に興味があるな」
「この子は指先を使う遊びが好きそう」
「お友だちのしていることをよく見ているな」
そんな一人ひとりの姿から、「次はこんな環境があったら、どんな反応をするだろう?」と考えます✨
そして、子どもたちが自分から気づけるように、環境の中へそっと「好奇心のタネ」を用意します🌱

大人が、「これをやりなさい」「こうやって遊びなさい」と答えを渡すのではありません。
子ども自身がタネを見つけ、「なんだろう?」「やってみたい!」と思う。

やってみたら、「楽しい!」が生まれる!

そして、何度も試しながらじっくり遊び、「できた!」「分かった!」「いっぱい遊んだ!」という満足感につながっていく。

そんな小さな経験の積み重ねが、「自分でやってみよう」という気持ちや自信につながり、これから先の “ 生きる力 ” の土台になっていくと考えています🤝

保育は「子どもの答えを待つ仕事」なのかもしれません

私たち保育士も、最初から子どもたちの反応をすべて予想できるわけではありません。
「これを置いてみたら興味を持つかな?」
「最近こんなことをしているから、次はこんな遊びにつながるかもしれない」
日々子どもたちを見ながら考え、環境を用意します🌿

でも、私たちの想像とはまったく違う遊び方をすることもあります。
そして、その瞬間こそ、「そんなことを考えていたんだ!」と、私たち大人が子どもから教えてもらう瞬間でもあります😂
子どもの姿をじっくり見る。
興味を想像する。
環境を整える。
そして、すぐに答えを教えず、子どもがどう動くのかを待つ。
そこで見つけた興味から、また次の環境を考える。
保育には、ひとつの正解があるわけではありません!
だからこそ、本当に奥が深く、面白いのだと思います✨

お家では「ダイナミックにやらなくても大丈夫」です

ここまで読んで、「こんな絵の具遊び、家では絶対できない…!」と思った方もいらっしゃるかもしれません😊
もちろん、お家で園と同じように床いっぱいに絵の具を広げる必要はありません。
子育てをしていると、
「やらせてあげたいけれど、今は片付ける余裕がない」
「今日はそこまで付き合えない…」
という日だってありますよね💦

そんなときに、無理をする必要はありません。
例えば、
大きな紙を一枚敷いて指先だけで絵の具に触れてみたり、
ジッパー付きの袋の中に絵の具を入れて、その上から指で押してみたり、
お風呂に入る前に少しだけ絵の具に触れて、そのまま洗い流したり。
できる範囲で十分です◎

そして、「赤と黄色が混ざったね」「冷たいね」「ぐるぐるになったね」と、子どもが見つけたことを一緒に面白がる♪
それだけでも立派な遊びです◎
「ちゃんと知育をしなくちゃ」
「家でもいろいろ経験させなくちゃ」
と頑張りすぎなくても大丈夫です。
家庭だからできる経験と、保育園だからできる経験。
その両方が合わさりながら、子どもたちは少しずつ世界を広げていきます🌎

今日の「楽しい!」が、明日の「やってみたい!」へ

大人から見ると、床についた絵の具は「汚れ」かもしれません。
でも、子どもの目には、
「歩いたら足跡ができた!」
「水に入れたら色が変わった!」
「混ぜたら違う色になった!」
という、大発見が広がっています🔦

PEEK A BOO保育園が大切にしたいのは、そんな子どもの目線です。
大人が用意した答えに子どもを近づけるのではなく、
子ども自身が「なんだろう?」を見つけ、「やってみたい!」と一歩踏み出せる環境をつくること。
今日感じた「楽しい!」が、明日の「もっとやってみたい!」につながる。
その小さな好奇心の芽を、これからも一人ひとりのペースに合わせて大切に育てていきたいと思います🌱

PEEK A BOO保育園の日常を、ぜひ見に来てください

園見学では、お部屋の広さや設備だけではなく、ぜひ ” 子どもたちの表情 ” にも注目してみてください♪
何かを夢中で見つめている顔。
「できた!」と嬉しそうに先生を見る顔。
お友だちのしていることをそっと真似してみる姿。
そんな何気ない日常の中に、PEEK A BOO保育園が大切にしている「子ども軸の保育」がたくさん詰まっています✨

「どんなふうに一日を過ごしているの?」
「うちの子も楽しめるかな?」
「先生たちはどんなふうに関わっているの?」
などなど気になる方は、ぜひ一度園へ遊びに来てください😊
実際の子どもたちや先生の姿を見ていただくことで、文章や写真だけでは伝えきれない園の雰囲気も感じていただけると思います👏

今日も子どもたちの心に、小さな「好奇心のタネ」がひとつ。
明日はどんな芽を出してくれるのでしょう🌱
私たちも、子どもたちと一緒にその瞬間を楽しみにしています♪

◎園見学やお問合せはこちらから◎

この記事を書いた人

南堀江園

PEEK A BOO保育園 南堀江園の保育士チーフです😊
園では、子どもたちの毎日が安心で楽しいものになるように、クラスの保育はもちろん、先生たちの動きや連携のサポートもしています◎
2児の母でもあるので、いつも相談役としてスタッフだけでなく保護者様のお悩みにも寄り添うことをモットーに奮闘しています🤝!

南堀江園の「ふかふか通信」 は、
園での子どもたちの様子や、遊びの工夫、行事の裏側などに加えて…
南堀江ならではの 地域のイベント情報 や 親子で行ける遊び場・お出かけスポット など、地元情報も発信しています✍️

「今週末どこ行こう?」「雨の日どうしよう?」みたいな時に、ふと思い出してもらえる存在になれたら嬉しいです!
園のことも、地域のことも、読んだあとに気持ちがふわっと軽くなるように、そんな ふかふか通信 を目指しています☺️