こんにちは!
PEEK A BOO保育園 南堀江園です。
1歳頃になると、身の回りのことを「自分でやりたい!」という気持ちが強くなってきます。
「自分でやりたい!」と言うのに、なかなかできない。
手伝おうとすると怒るけれど、見守っていると時間がかかる。
1歳頃の子どもとの生活では、そんな場面が少しずつ増えてきます🌱
朝の忙しい時間に、自分で靴下を履こうとする。
出かけたいのに、靴を何度も履き直す。
食事の途中で「自分で!」とスプーンを離さない。
子どもの成長だと分かっていても、
「今日は時間がないから、早くしてほしい」
「もっとゆっくり待ってあげたいのに」
「つい急かしてしまったな」
と感じることもありますよね。
そんな時、毎回ゆっくり待てなくても大丈夫です◎
子どもの「自分でやりたい」という気持ちを大切にすることと、いつでも最後まで一人でやらせることは、同じではありません。
今回は、PEEK A BOO保育園 南堀江園で見られた靴下の着脱に挑戦する1歳児さんの姿を通して、子どもの「やりたい」に寄り添う保育と、ご家庭でも無理なくできる関わり方をご紹介します♪
「自分で!」が増えるのは、心が育っているしるし
1歳児クラスの子どもたちは、心も体もぐんぐん成長しています🌱
最近では、お着替えや身支度の時間になると、
「自分で靴下を履きたい」
「自分でやってみたい」
という気持ちが、あちらこちらから伝わってくるようになりました!
大人にとっては、何気ない靴下の着脱。
しかし、1歳児の子どもにとっては、靴下の穴を見つけ、足先を入れ、両手で引っ張るという、いくつもの動きを組み合わせたとっても大きな挑戦です!
小さな手で靴下を持ち、一生懸命に足を入れようとする表情からは、
「自分にもできるかもしれない」
「やってみたい」
という、子どもたちの内側に芽生えた意欲が伝わってきます✨
「自分で!」という言葉が増えると、関わる大人は少し大変になることもあります。
それでも、この姿は自立への入り口です🤝
自分で選びたい。
自分の手で試したい。
自分でできたことを喜びたい。
そんな心が少しずつ育っているしるしなのです🕊️


やりたいのにできない。悔しさも大切な経験です
一生懸命に靴下を引っ張っても、かかとのところで引っかかってしまう。
表と裏が反対になったり、足先を入れる穴が見つからなかったりすることもあります。
「やりたい」
「でも、うまくできない」
そんなとき、子どもは泣いたり、怒ったり、靴下を投げようとしたりすることがあります🥹
保護者の方の中にも、ご家庭で似たような姿を見たことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
大人から見ると、
「そんなに怒らなくても」
「手伝ってあげようとしているのに」
と思うかもしれません。
しかし、子どもにとっては、「自分でできると思ったのに、できなかった」という大きな出来事です💧
悔しい気持ちは、決して悪いものではありません。
思いどおりにいかなかったことを経験し、それでももう一度試してみる。
その積み重ねが、少しずつ「できるようになる力」や「諦めずに取り組む力」につながっていきます🌱
南堀江園では、子どもがうまくできずに困っているとき、すぐに大人が代わるのではなく、まずは気持ちを受け止めるようにしています。
「自分でやりたかったね」
「ここまでできたね」
「もう一度やってみる?」
子どもの言葉にならない思いを代わりに言葉にしながら、「やりたい」という気持ちが消えないようにそっと寄り添います🌿
分かっていても、待てない日はあります
子どもの成長のためには、ゆっくり待つことが大切。
そう聞くと、
「毎回待ってあげなければいけないのかな」
「朝はそんな余裕がない」
「急かしてしまう自分はよくないのかな」
と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
毎日の生活には時間があります💦
保育園や仕事に間に合わなければならない朝。
きょうだいのお世話が重なっているとき。
買い物や通院など、予定どおりに動かなければならない日。
子どもの気持ちを大切にしたいと思っていても、十分に待てないことは誰にでもあります。
そんなときに、無理をして最後までやらせなくても大丈夫です。
「今日は時間がないから、ここはお母さんが手伝うね」
「夜のお着替えのときに、ゆっくりやってみようか」
と伝えて、大人が手伝っても大丈夫です◎
子どもの「やりたい」という気持ちを否定せず、今は難しい理由をやさしく伝えるだけでも、十分に寄り添う関わりになります✨
毎回できなくても、生活のどこかで一度、ゆっくり挑戦できる時間があれば大丈夫。
大切なのは、いつでも完璧に待つことではなく、子どもの「やってみたい」に気づいてあげることです🌿
子どもの時計に合わせられる時間を、少しだけ
大人が靴下を履かせれば、ほんの数秒で終わります。
しかし、1歳児が自分で挑戦するときには、何度も持ち直したり、足を入れ直したり、途中で少し休んだりします。
南堀江園では、子どもたちが落ち着いて目の前のことに取り組めるよう、できるだけ時間と環境にゆとりを持たせています◎
お友だちとぶつからずに取り組める場所をつくること。
少し高さのある場所に座り、自分の足元を見やすくすること。
そばにいる保育士が急かさず、穏やかな表情で待つこと。
「早くしようね」と声をかけるのではなく、子どもの手の動きや表情を見ながら、その子なりのペースを大切にします👏
ご家庭でも、一日中子どもの時計に合わせる必要はありません。
たとえば、朝は大人が手伝い、時間に余裕のある夜や休日に「自分でやってみる時間」をつくる。
それだけでも、子どもにとっては大切な経験になります🌱
時間をつくるというより、「今日は少しだけ待てそう」という場面を見つけるくらいで大丈夫です♪
家庭でできる「自分で」を応援する小さな工夫
子どもが一人でやりやすくなるように、環境を少し整えるだけでも、大人と子どもの負担は軽くなります✨
取り組むものを選びやすくする
靴下や洋服をたくさん並べるのではなく、2つほど用意して、「今日はどちらにする?」と選んでもらいます!
自分で選んだものは、「やってみたい」という気持ちにつながりやすくなります🌿
座る場所を決めておく
床に直接座るよりも、小さな椅子や低い段差などに座った方が、足元が見えやすくなることがあります☝️
毎回同じ場所で着替えるようにすると、子どもも次に何をするのか分かりやすくなります◎
少しだけ手伝う
すべてを大人がやるのではなく、難しいところだけを手伝います!
たとえば、靴下のかかとを通りやすくして、最後に引っ張るところは子どもに任せる。
ズボンに片足だけ入れて、残りは自分でやってもらう。
子どもが「自分でできた」と感じられる部分を残しておくことがポイントです👏✨
途中まででも認める
最後までできなかったとしても、
「自分で靴下を持てたね」
「足を入れようとしていたね」
「さっきより上手に引っ張れたね」
と、できた部分を言葉にします♪
結果だけでなく、挑戦したことや工夫したことを認めてもらうことで、子どもは「もう一度やってみよう」と思えるようになります🌱
「やらせなければ」と思わなくても大丈夫です
子どもの自立を促すと聞くと、
「自分でやらせなければ」
「手伝いすぎてはいけない」
と考えてしまうことがあります。
しかし、子どもにも、今日は甘えたいという日があります🌙
眠い日。
疲れている日。
気持ちが不安定な日。
いつもは自分でできることでも、「やって」と大人に求めることがあります。
そんなときは、手伝っても大丈夫です◎
自立とは、何でも一人でできることだけではありません。
困ったときに助けを求められることや、安心できる大人に甘えられることも、心の育ちにとって大切です🌱✨
昨日はできたのに、今日はやらない。
家ではやらないのに、園ではやっている。
それも珍しいことではありません🙆♀️
子どもの成長は、まっすぐ進むものではなく、進んだり戻ったりを繰り返しながら育っていきます。
「今日はやりたくない日なんだね」
と受け止めることで、また挑戦する力がたまっていくこともあります☘️
遊びの中にも「できた!」につながる経験があります
靴下を履く力は、お着替えの時間だけで育つものではありません。
子どもたちが毎日楽しんでいる遊びの中にも、身の回りのことを自分でする力につながる経験がたくさんあります◎
たとえば、シール貼り♪
小さなシールを指先でつまみ、台紙からはがして、貼りたい場所まで運びます。
洗濯ばさみを使った遊びでは、指先に力を入れて、つまんだり離したりします。
ぽっとん落としでは、穴の位置をよく見ながら、物の向きや力加減を考えて入れていきます。
子どもたちは、「練習しよう」と思って遊んでいるわけではありません。
楽しく遊ぶ中で、指先の使い方や力の入れ方、目と手を一緒に動かす感覚を自然と身につけています🌿
ご家庭でも、洗濯ばさみや大きめのシール、ふたの開け閉めなど、身近なものが遊びになります🧸!
特別な教材を用意しなくても、日常の中には子どもの「自分でできる力」を育てる経験がたくさんあります🌱

小さな「できた」を見つけること
私たち保育士は、靴下を最後まで履けたかどうかだけを見ているわけではありません!
自分の靴下を見つけられたこと。
自分で手に取ったこと。
靴下の穴を探したこと。
足先を入れようとしたこと。
一度うまくいかなかったあと、もう一度挑戦したこと。
その一つひとつが、子どもたちにとって大切な「ちいさなできた」です✨
忙しい毎日の中では、できなかったことの方が目につきやすいかもしれません。
でも、ほんの少しだけ立ち止まってみると、
「自分で持とうとしていた」
「昨日より少し長く頑張っていた」
「怒ったあとに、もう一度やってみた」
という小さな成長が見つかることがあります🌱
それを言葉にして伝えてもらうことで、
「自分のことを見てもらえている」
「自分はできるかもしれない」
と感じられるようになります☁
大好きな人に伝えたい、今日の「できた!」
先日、お迎えの時間に、初めて自分で靴下を履けたお友だちがいました。
保育園のドアが開くと、一番に大好きなお母さんのもとへ走っていきます🐥
その表情からは、「今日ね、自分でできたんだよ!」という気持ちがあふれているようでした✨
お母さんにぎゅっと抱きしめてもらい、「すごいね!」と一緒に喜んでもらったときの、うれしそうで誇らしげな表情。
その姿に、私たちも胸があたたかくなりました☀
子どもにとって、「できたことを大好きな人に伝えたい」「一緒に喜んでもらいたい」という気持ちは、次の挑戦に向かう大きな力になります🤝
きっと、お母さんにとっても、忙しい一日の中で子どもの成長を感じられる、かけがえのない瞬間だったのではないでしょうか✨
待てた日も、待てなかった日も、子育ての大切な一日
子どもの「自分でやりたい」に、ゆっくり付き合えた日。
時間がなくて、大人が全部手伝った日。
つい「早くして」と言ってしまった日。
どの日も、子どもを大切に思いながら過ごした、かけがえのない子育ての一日です◎
待てなかったからといって、子どもの成長を妨げてしまうわけではありません。
余裕がなかった日は、
「さっきは急いでいたから、お手伝いしたよ」
「今度ゆっくりやってみようね」
と、あとから言葉を添えることもできます🌿
子育ては、毎日きれいにできるものではありません。
大人にも気持ちや体調があり、忙しさがあります。
だからこそ、できる日に、できる分だけ。
子どもの「やってみたい」に気づき、少しだけ待つ。
うまくいかなかった気持ちを受け止める。
小さな頑張りを一緒に喜ぶ。
それだけで十分です😊
一人ひとりの「やってみたい」を大切に
PEEK A BOO保育園 南堀江園では、一人ひとりの発達や性格、その日の気持ちに合わせながら、急かさず、比べず、子どもたちの「やってみたい」を見守っています🤝
大人がすべてを先回りするのではなく、かといって無理に一人でやらせるのでもない。
困っているときにはそっと支え、甘えたいときには受け止め、挑戦したいときには十分に待つ。
子どもたちが安心して自分らしい一歩を踏み出せるよう、その日の姿に合わせた関わりを大切にしています◎
園見学では、子どもたちがどのような環境で遊び、保育士がどのような距離で寄り添っているのかもご覧いただけます。
「保育園では、子どもの “ 自分で ” にどのように関わっているのかな」
「うちの子も、安心して自分らしく過ごせるかな」
そんな気持ちで、南堀江園の日常を少しのぞきに来ていただけたらうれしいです✨
子育てのうれしいことも、悩むことも、ご家庭と一緒に分かち合いながら、子どもたちの小さな一歩を大切に一緒に育んでいきたいと思います♪
